THE RAMPAGEのナチス式敬礼騒動とは?Mステ出演から謝罪・変更まで2026年検証
THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの「ナチス式敬礼」騒動は、2023年12月22日放送の「ミュージックステーション SUPER LIVE 2023」で披露された楽曲「SOLDIER LOVE」のパフォーマンスをきっかけに、大きな議論を呼んだ出来事です。歌詞に含まれる戦争を連想させる表現、ナチス式敬礼を想起させる振り付け、黒い衣装や旗などの演出が問題視され、所属事務所のLDH JAPANとエイベックス・ミュージック・クリエイティヴは、12月25日に謝罪と歌詞・振り付けの一部変更、ベストアルバムの発売延期を発表しました。
騒動から約3年が経過した2026年10月現在、経緯を理解するうえで重要なのは、メンバー側が説明した制作意図と、実際のパフォーマンスが社会からどう受け止められたかを分けて考えることです。公式発表、当時の報道、アルバムの発売記録を照らし合わせると、配信停止の意味や発売延期後の対応についても、誤解しやすい点が見えてきます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 騒動の発端:2023年12月22日の「Mステ SUPER LIVE 2023」で披露した「SOLDIER LOVE」の振り付けや衣装、歌詞が批判を集めた。
- 公式の対応:LDH JAPANとエイベックスは12月25日に謝罪し、歌詞・振り付けの一部変更とベストアルバムの発売延期を発表。翌26日には楽曲の配信停止対応も報じられた。
- 2026年現在の確認事項:延期された『16SOUL』『16PRAY』は2024年2月14日に発売。公式商品情報には「SOLDIER LOVE」が収録曲として掲載されており、当初の配信停止を永久的な削除と同一視するのは正確ではない。
【騒動の発端】Mステで何が起きた?「SOLDIER LOVE」が批判された経緯
問題となったのは、16人組ダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGEの楽曲「SOLDIER LOVE」です。同曲は初のベストアルバム『16SOUL』のリード曲として制作され、2023年12月18日に先行配信が始まりました。タイトルや歌詞、演出には「戦士」をイメージした世界観が取り入れられていました。
しかし、12月22日の「ミュージックステーション SUPER LIVE 2023」で披露されたパフォーマンスでは、ナチス式敬礼を想起させると指摘された動作に加え、黒い衣装や旗などの演出も注目を集めました。楽曲の歌詞に登場する「Far east(極東)」や「神風」といった表現も重なり、単なる力強いステージ演出では済まされないという批判が広がりました。
なお、ナチス式敬礼を想起させる動作があったことと、制作側がナチズムを支持する意図を持っていたことは、同じ意味ではありません。公表された資料から確認できるのは、振り付けがナチス式敬礼に似ていると批判され、歌詞や演出も含めて問題視されたことです。制作側がナチスを支持する意図を持っていたと断定できる公式発表はありません。
この騒動には、楽曲単体の問題だけでなく、テレビの生放送という広く視聴される場で、歴史的に強い意味を持つジェスチャーを連想させる表現が披露されたという側面もありました。放送を通じてパフォーマンスの映像が拡散し、国内外で議論が起きるきっかけになったのです。
【時系列で検証】ナチス式敬礼騒動の経緯と公式発表
騒動の流れを正確に理解するには、批判が広がった時期と、運営側が実際に対応を発表した時期を区別する必要があります。2023年12月22日のメンバー側の声明は楽曲の制作意図を説明したものであり、12月25日の発表は歌詞・振り付けの変更と発売延期を知らせる謝罪文でした。
| 時期 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2023年12月4日 | 楽曲の音源解禁 | 「SOLDIER LOVE」が初のベストアルバム『16SOUL』のリード曲として紹介された。 |
| 2023年12月18日 | 先行配信開始 | 各音楽配信サービスで楽曲の配信が始まった。 |
| 2023年12月22日 | 「Mステ SUPER LIVE 2023」出演 | パフォーマンスの振り付け、衣装、歌詞などに批判や疑問が集まった。同日、THE RAMPAGE TEAM名義で制作意図を説明する声明も公表された。 |
| 2023年12月25日 | LDH・エイベックスが謝罪 | 歌詞・振り付けの一部変更と、ベストアルバムの発売延期を発表した。 |
| 2023年12月26日 | 配信停止対応 | LDH JAPANが各音楽配信サービスで配信停止対応を行っていると発表したことを、ねとらぼが報じた。 |
| 2024年1月12日 | 発売日の再決定 | 延期されていた『16SOUL』『16PRAY』の発売日を2月14日に設定するとLDHが発表した。 |
| 2024年2月14日 | ベストアルバム発売 | 『16SOUL』『16PRAY』が発売された。エイベックスの公式商品情報では「SOLDIER LOVE」が『16SOUL』の収録曲として掲載されている。 |
上記は、THE RAMPAGE公式サイト、エイベックス・ポータル、LDH JAPANの発表と、ITmedia系列のねとらぼによる当時の報道を基に整理したものです。
特に重要なのは、最初の発売予定日が2024年1月25日だったことです。2023年12月25日の謝罪文では、修正後の作品化に時間が必要になるため発売を延期すると説明されました。その後、2024年1月12日に新たな発売日が発表され、最終的に2月14日の発売となっています。
【指摘の理由】なぜナチス式敬礼と受け止められたのか?
批判の理由は、特定の動作だけではありません。歌詞、衣装、旗、振り付けという複数の要素が組み合わさり、軍事主義やナチズムを連想させる演出として受け止められたことが、騒動を大きくした背景にあります。
1.敬礼に似ていると指摘された振り付け
ステージ上の動作がナチス式敬礼を連想させるとして、視聴者から疑問や批判が寄せられました。ジェスチャーは、制作側が想定した意味だけでなく、歴史的な文脈や見る側の知識によっても解釈されます。とりわけナチス式敬礼は、ナチズムや迫害の歴史と結び付いた象徴であり、一般的なダンスのポーズとは異なる重みを持ちます。
2.戦争を想起させる歌詞
歌詞では「Far east」や「神風」などの言葉が使われていました。これらの言葉は、それ自体が必ずしも軍国主義を意味するわけではありません。しかし、「SOLDIER LOVE」というタイトルや戦士をテーマとした作品の中で用いられることで、戦争や日本の軍事史を想起させる表現として受け止められました。
3.衣装や旗を含めたステージ全体の印象
ねとらぼの当時の報道では、全身黒い衣装や黒い旗も批判の背景として取り上げられています。衣装だけ、旗だけ、振り付けだけを切り離して見る場合と、すべてを組み合わせて見る場合とでは、受け取られる意味が変わります。今回の騒動は、演出全体がどのような歴史的イメージを生むのかという問題を浮き彫りにしました。
一方、2023年12月22日に発表されたTHE RAMPAGE TEAMの声明では、制作テーマを「愛を持って夢に向かって力強く進み続ける覚悟」と説明しています。メンバー16人を夢に向かって挑戦する「戦士」に見立て、エンターテインメントを通じて世界中に元気を届けたいという意図が示されました。
つまり、制作側が説明した意図と、作品を見た人が感じた歴史的な連想との間に大きな隔たりが生まれたことが、問題の核心です。表現者が伝えたいメッセージだけで作品の意味が決まるわけではなく、公開される場や社会的背景まで含めた検討が必要だったと考えられます。
【LDH JAPANの公式謝罪】歌詞変更・振り付け変更・配信停止の実態
批判を受け、エイベックス・ミュージック・クリエイティヴとLDH JAPANは2023年12月25日、連名で謝罪文を発表しました。両社は「SOLDIER LOVE」の一部の歌詞や振り付けについて、指摘や意見を受け、不快な思いをさせたことや心配をかけたことを謝罪。そのうえで、歌詞・振り付けの一部を変更すると説明しました。
この発表は、批判に対して制作側が具体的な変更方針を示したものです。謝罪だけでなく、楽曲そのものの修正と商品発売の延期を決定した点に特徴があります。
歌詞変更と振り付け変更について
公式発表で確認できるのは、歌詞と振り付けの「一部」を変更するという方針です。変更前後の歌詞を一行ずつ比較した公式資料や、振り付けの変更箇所を詳細に説明した一覧は、今回確認した公表資料からは確認できません。そのため、特定の歌詞がどの表現に置き換えられたのか、振り付けのどの動作がどのように変更されたのかを、確定情報として細かく説明することはできません。
ベストアルバムの発売延期について
当初は2024年1月25日に発売予定だった『16SOUL』『16PRAY』ですが、修正後の作品化に時間を要するため、発売が延期されました。LDHは2024年1月12日、発売日を同年2月14日に再設定すると発表しています。したがって、発売延期は発表されたものの、ベストアルバム自体が発売中止になったわけではありません。
「SOLDIER LOVE」の配信停止について
2023年12月26日、LDH JAPANが各音楽配信サービスで配信停止対応を行っていると発表したことが報じられました。当時のねとらぼの記事では、SpotifyやApple Musicなどで配信が停止され、YouTubeでも再生できない状態になっていたと伝えられています。
ただし、これは当時の配信停止対応についての報道です。2024年2月14日に発売された『16SOUL』の公式商品情報には「SOLDIER LOVE」が収録曲として掲載されています。したがって、2023年12月の配信停止と、後に発売されたアルバムへの収録は区別して考える必要があります。当初の単曲配信が停止されたことだけを根拠に、楽曲が永久に削除された、あるいはすべての配信サービスで現在も一律に聴けないと判断するのは適切ではありません。
【炎上の評判と海外の反応】国内外で問題視されたポイント
国内では、パフォーマンスに対して倫理面や歴史認識の観点から厳しい批判が寄せられました。ねとらぼは2023年12月25日、視聴者から「これは酷い」「倫理的にどうかしてる」といった趣旨の批判が広がったと報じています。また、テレビ放送より前から、一部ファンの間では歌詞やタイトルに対する疑問が出ていたと伝えられています。
ここで注目したいのは、騒動がテレビ出演の瞬間だけに始まったわけではないことです。歌詞の表現についてすでに疑問が出ていたところに、衣装や振り付けを含むステージ全体の映像が公開されたことで、問題がより広く認識されるようになりました。
海外の反応については、韓国のオンライン掲示板で振り付けが取り上げられたことを、海外の芸能情報メディアKoreabooが2023年12月23日に報じています。海外でもナチス式敬礼に似た動作が注目されたことは確認できますが、海外の視聴者全体がどの程度批判したのかを示す統計や、各国の反応を網羅した調査があるわけではありません。
そのため、「世界中で一斉に批判された」「海外のファン全員がグループを支持しなくなった」といった断定は、確認できる情報の範囲を超えています。実際に報じられた海外の反応と、SNSなどで拡散される大きな主語の言説を区別することが重要です。
また、今回の批判をグループのメンバー個人の意図だけに結び付けることにも慎重さが必要です。楽曲の企画、作詞、振り付け、衣装、映像制作、テレビ出演に至るまで、多くの工程が関わっています。どの工程で歴史的な連想への検討が不足したのかという制作体制の問題と、個々のメンバーが何を意図していたのかという問題は、分けて考えるべきです。

【2026年最新情報】THE RAMPAGEの現在の対応と騒動のその後
2026年10月時点で、今回の騒動について確認できる主な公式対応は、2023年12月の謝罪と変更方針、2024年1月のアルバム発売日再決定、同年2月のベストアルバム発売です。LDHの公式アーティスト情報にはTHE RAMPAGEの活動や作品が掲載されており、グループの活動そのものと、過去の楽曲をめぐる問題は分けて把握する必要があります。
一方、2026年現在の対応を考える際には、次の3点を混同しないことが重要です。
第一に、公式に発表された対応と、その後の評価は別です。 LDHとエイベックスは謝罪し、歌詞と振り付けの変更を発表しました。ただし、この対応がすべての批判を解消したかどうかを示す客観的な調査結果は確認できません。
第二に、アルバムの発売再開と、騒動に対する評価の決着は同じではありません。 『16SOUL』『16PRAY』が発売されたことは公式記録で確認できますが、それだけで当時の批判がなくなった、あるいはすべての問題が解決したと判断することはできません。
第三に、現在の評判を判断するには、古い炎上記事だけでなく、時期の異なる情報を比較する必要があります。 2023年12月の記事は騒動が起きた直後の状況を伝えるものです。2026年の活動状況を知りたい場合は、直近の公式発表や作品情報を確認し、当時の批判を現在のグループ全体の評価としてそのまま扱わないことが大切です。
今回の騒動をめぐって、2026年に新たな謝罪や追加対応が公表されたと断定できる資料は、ここで参照した公式発表からは確認できません。少なくとも、公開記録で具体的に追える対応の中心は、2023年末から2024年初頭にかけての変更・延期・発売日の再設定です。
【プロの結論】THE RAMPAGEのナチス式敬礼騒動から見える教訓
今回の騒動から読み取れるのは、エンターテインメント作品の制作意図と、社会に伝わる意味が必ずしも一致しないということです。THE RAMPAGE TEAMは「愛を持って夢に向かって力強く進み続ける覚悟」を制作テーマとして説明しました。しかし、歌詞に含まれる戦争を連想させる表現と、ナチス式敬礼に似ていると指摘された動作、黒い衣装や旗が組み合わさった結果、意図とは異なる印象を与えました。
この問題は、表現の自由を否定することだけで解決するものではありません。歴史的な象徴を扱う際には、制作者が何を伝えたいのかに加えて、どのような歴史的背景を持つ表現なのか、国内外の視聴者にどう受け止められる可能性があるのかを、企画段階から検討する必要があります。
特に音楽やダンスのように、歌詞・衣装・振り付け・映像が一体となってメッセージを作る作品では、各要素を個別にチェックするだけでは十分ではありません。作品全体が生み出す印象を確認し、公開前に複数の視点から検討する仕組みが、再発防止に向けた重要な課題になります。
また、批判を受けた際の対応では、謝罪の有無だけでなく、何を変更したのか、作品の公開や販売にどのような影響があったのか、その後の公式情報がどう更新されたのかを追う必要があります。今回のケースでは、謝罪、歌詞・振り付けの変更、配信停止対応、アルバム発売延期、発売日の再設定という複数の段階がありました。これらを時系列で整理することで、実際の対応とネット上の印象を区別できます。
【THE RAMPAGEのナチス式敬礼騒動】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:THE RAMPAGEのナチス式敬礼騒動はいつ起きた?
A1:2023年12月22日放送の「ミュージックステーション SUPER LIVE 2023」で「SOLDIER LOVE」を披露したことをきっかけに批判が広がりました。12月25日にはLDH JAPANとエイベックス・ミュージック・クリエイティヴが謝罪し、歌詞・振り付けの一部変更とアルバム発売延期を発表しました。
Q2:「SOLDIER LOVE」の歌詞は本当に変更された?
A2:両社は2023年12月25日の公式発表で、歌詞・振り付けの一部を変更すると明らかにしています。ただし、変更前後の歌詞を詳細に比較した公式資料は、今回確認した公表情報からは確認できません。
Q3:「SOLDIER LOVE」は配信停止になったの?
A3:2023年12月26日、各音楽配信サービスで配信停止対応が行われていると報じられました。一方、2024年2月14日発売の『16SOUL』には同曲が収録曲として掲載されています。当時の単曲配信の停止と、後のアルバム収録は区別して考える必要があります。
Q4:ベストアルバム『16SOUL』『16PRAY』は発売中止になった?
A4:発売中止ではありません。当初の2024年1月25日から延期されましたが、LDHは2024年1月12日に発売日を2月14日に再設定すると発表し、両作品は同日に発売されました。
Q5:THE RAMPAGEはナチズムを支持していたの?
A5:公表された資料で確認できるのは、振り付けがナチス式敬礼を想起させると指摘され、歌詞や衣装なども批判されたことです。制作側は楽曲のテーマを夢に向かって進む覚悟や愛と説明しており、ナチズムを支持する意図があったと断定できる公式発表はありません。
Q6:2026年現在、この騒動は完全に解決した?
A6:謝罪、歌詞・振り付けの変更方針、配信停止対応、アルバム発売延期とその後の発売日は公表資料で確認できます。ただし、社会的な評価が完全に決着したと示す客観的な資料はありません。現在の活動状況と当時の騒動に対する評価は、分けて判断する必要があります。
まとめ:2026年に振り返るTHE RAMPAGE騒動の真相と判断基準
THE RAMPAGEの「ナチス式敬礼」騒動は、2023年12月の「Mステ SUPER LIVE 2023」でのパフォーマンスをきっかけに、歌詞、振り付け、衣装、旗などが歴史的な文脈と結び付けられて批判された出来事です。LDH JAPANとエイベックス・ミュージック・クリエイティヴは謝罪し、歌詞・振り付けの一部変更とベストアルバムの発売延期を発表しました。
その後、『16SOUL』『16PRAY』は2024年2月14日に発売されています。「SOLDIER LOVE」の配信停止が報じられた一方、公式商品情報には同曲がアルバム収録曲として掲載されており、配信停止を永久的な削除と同一視することはできません。
2026年にこの騒動を調べる際の判断基準は、公式発表で確認できる事実、報道で伝えられた当時の反応、現在の活動状況を混同しないことです。制作側の意図だけで批判を退けるのでも、批判の存在だけで意図を断定するのでもなく、表現と受け手の認識のずれ、そして実際に行われた対応を分けて理解することが、この騒動を正確に捉えるための出発点になります。 (出典: the rampage ナチス式敬礼(Yahoo!ニュース))