豚の角煮レシピは圧力鍋で簡単!加圧時間・分量・柔らかく仕上げるコツを徹底解説
豚の角煮は、圧力鍋を使えば長時間煮込む手間を減らしながら、箸でほぐれるほど柔らかな食感を目指せる家庭料理です。ただし、加圧時間や調味料の割合、下ゆでの方法によって、脂の抜け方や肉の柔らかさ、味の仕上がりは変わります。
2026年に圧力鍋で初めて豚の角煮を作る人にもわかりやすいよう、豚バラブロック600gを使った基本レシピを紹介します。しょうゆ・砂糖・酒・みりんの分量から、下ゆで時間、加圧時間、自然放置による減圧、味を染み込ませる方法まで詳しく解説。大根やゆで卵を加えるタイミング、電気圧力鍋での注意点、余った煮汁の活用方法と保存期間もまとめました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 基本の加圧時間:下ゆで15〜20分、味付け後8〜10分を目安に、鍋の機種や肉の大きさに合わせて調整する。
- 柔らかく仕上げるコツ:下ゆでで余分な脂や臭みを落とし、加圧後は圧力が自然に下がるまで待つ。
- 味を染み込ませる方法:最後に煮汁を煮詰め、肉を煮汁に浸したまま冷ますと、味がなじみやすい。
【基本レシピ】豚バラブロック600gで作る圧力鍋の豚の角煮
まずは、家庭用の一般的な圧力鍋で作りやすい、3〜4人分のレシピから紹介します。肉を下ゆでしてから味付けする二段階方式です。余分な脂を落としやすく、調味料を加えた後の加圧時間も調整しやすいのが特徴です。
材料と調味料の分量
分量:3〜4人分/調理時間の目安:約60〜90分
- 豚バラブロック:600g
- しょうが:1かけ(約20g)
- 長ねぎの青い部分:1本分
- 下ゆで用の水:800ml〜1L程度(肉が浸る量を目安に調整)
味付け用の調味料
- 下ゆで後のゆで汁:200ml
- 水:100ml
- 酒:100ml
- しょうゆ:大さじ4(60ml)
- みりん:大さじ3(45ml)
- 砂糖:大さじ2
仕上げには、好みで練りからしや白髪ねぎを用意してください。砂糖は一般的な上白糖を想定しています。黒糖を使えばコクのある味わいに、砂糖を少し減らせば甘さ控えめに仕上げられます。
なお、圧力鍋は機種によって必要な最低水分量が異なります。上記の調味料を合わせた液量が、使用する鍋の取扱説明書に記載された最低液量を満たすことを確認してください。最大調理量の表示も守りましょう。
豚バラブロックの選び方
柔らかな角煮を作るなら、脂身と赤身がほどよく重なった豚バラブロックがおすすめです。脂身が多い部分は濃厚に、赤身が多い部分は比較的あっさりした仕上がりになります。
肉は3〜5cm角を目安に切りそろえると、火の通りや味付けの調整がしやすくなります。小さく切りすぎると煮崩れしやすいため、完成時に少し大きめの角煮が残るサイズを意識してください。

【作り方を解説】下ゆでから加圧、味付けまでの5ステップ
豚の角煮を圧力鍋で失敗なく作るには、加圧時間だけでなく、圧力がかかった後の火加減や、ふたを開けるタイミングも大切です。
ステップ1:豚肉を切り、香味野菜を準備する
豚バラブロックを3〜5cm角に切ります。しょうがは薄切りにし、長ねぎの青い部分も用意します。肉の大きさをなるべくそろえることで、仕上がりのばらつきを抑えられます。
肉の表面をフライパンで軽く焼いてから下ゆでする方法もあります。焼き目をつけると香ばしさが加わりますが、手間を減らしたい場合は省略して構いません。
ステップ2:下ゆでは15〜20分を目安にする
圧力鍋に豚肉、しょうが、長ねぎ、水を入れてふたを閉めます。鍋を火にかけ、所定の圧力に達したら弱火にし、圧力を維持しながら15〜20分加圧します。
加圧時間は、圧力が設定値に達してから数えるのが基本です。圧力が上がるまでの時間は別にかかります。肉が大きい場合や、脂をしっかり落としたい場合は20分程度を目安にしてください。
加圧終了後は火を止め、取扱説明書に従って圧力を下げます。自然放置が指定されている場合は、圧力表示ピンが完全に下がるまで待ちましょう。圧力が残った状態でふたを開けるのは危険です。
ステップ3:肉を取り出してゆで汁を調整する
圧力が完全に下がったらふたを開け、肉を取り出します。しょうがや長ねぎを取り除き、ゆで汁をこして200ml取り分けます。
ゆで汁の表面に浮いた脂は、好みに応じて取り除きましょう。脂を減らすとすっきりした味わいになり、適度に残せば濃厚な角煮に仕上がります。
ステップ4:調味料を加えて8〜10分加圧する
圧力鍋に豚肉を戻し、取り分けたゆで汁200ml、水100ml、酒100ml、しょうゆ60ml、みりん45ml、砂糖大さじ2を加えます。調味料が肉全体に行き渡るよう、軽くなじませてください。
ふたを閉めて加熱し、所定の圧力に達したら弱火にします。圧力を維持しながら8〜10分加圧するのが基本の目安です。
加圧終了後は火を止め、自然に圧力が下がるまで待ちます。急いでふたを開けようとせず、圧力表示ピンが下がったことを確認してから開けてください。
ステップ5:ふたを開けて煮汁を煮詰める
ふたを開けたら、肉を崩さないように注意しながら、弱火〜中火で5〜10分ほど煮汁を煮詰めます。煮汁にとろみがつき、肉の表面に照りが出てきたら仕上がりです。
圧力鍋で肉を柔らかくしただけでは、煮汁が薄く感じられることがあります。最後にふたを開けて水分を飛ばすことで、しょうゆやみりんの風味が凝縮され、見た目にもつやのある角煮になります。
【加圧時間を比較】圧力鍋と電気圧力鍋では何分が正解?
豚の角煮の加圧時間は、どの圧力鍋でも同じというわけではありません。ティファール公式レシピでは、豚肉の下ゆでに高圧20分、味付け後に高圧10分を設定する例が紹介されています。一方、ビタクラフトのレシピでは下ゆで15分、味付け後8分という構成です。
この違いは、鍋の圧力設定、肉の大きさ、調理工程などによるものです。時間の数字だけを他機種のレシピから移すのではなく、自分の鍋の仕様を基準に調整してください。
| 調理工程・器具 | 時間の目安 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| 下ゆで・一般的な圧力鍋 | 15〜20分 | 圧力が上がってから計測する |
| 味付け後・一般的な圧力鍋 | 8〜10分 | 十分な液量を確保し、弱火で圧力を維持する |
| 電気圧力鍋・一段階調理の例 | 加圧15分程度 | 機種によって昇温・減圧の時間が別途必要 |
| ふたを開けた仕上げ | 5〜10分程度 | 煮汁の濃さと肉の崩れ具合を見ながら調整する |
| 自然放置による減圧 | 鍋や内容量によって異なる | 圧力表示ピンが完全に下がるまで待つ |
電気圧力鍋のレシピは、表示時間だけで判断しない
電気圧力鍋は、材料を入れて自動メニューを選ぶだけで調理できる機種もあります。東芝ライフスタイルの公式レシピには、豚バラ肉600gを使い、圧力調理1.8気圧で15分加熱する方法が掲載されています。また、アイリスオーヤマの4L電気圧力鍋のレシピ例では、昇温15分、圧力調理15分、減圧30分という工程で、全体の目安は約1時間です。
つまり、レシピに表示される「15分」が完成までの総時間とは限りません。予約調理や自動メニューを使う場合も、昇温や減圧を含む所要時間を確認しましょう。
電気圧力鍋で肉が硬く仕上がった場合は、すぐに長時間の追加加圧をするのではなく、取扱説明書を確認したうえで、少量の煮汁を加えて短時間ずつ追加加熱する方法を検討してください。

【失敗しないコツ】肉を柔らかくし、味を染み込ませる方法
豚の角煮でよくある失敗は、肉が硬い、脂が多すぎる、煮崩れる、味が薄いといったものです。それぞれ原因が異なるため、加圧時間を増やすだけでは解決しないことがあります。
豚の角煮を柔らかくする3つのポイント
1. 下ゆでと味付けを分ける
最初に肉を下ゆですると、余分な脂や臭みを落としやすくなります。下ゆでのゆで汁を味付けに利用すれば、肉のうま味を生かしながら調理できます。脂が気になる場合は、ゆで汁を冷まして表面の脂を取り除く方法もあります。
2. 肉の大きさをそろえる
肉のサイズが不ぞろいだと、小さい肉は崩れやすく、大きい肉は中心まで柔らかくなるのに時間がかかります。3〜5cm角を目安に切りそろえ、厚みのある肉を使う場合は加熱状態を確認しましょう。
3. 加圧後に急いでふたを開けない
自然放置による減圧は、圧力鍋の安全な開閉に必要なだけでなく、余熱を利用した調理にもつながります。ただし、自然放置だけで十分な加熱が保証されるわけではありません。所定の加圧時間を確保し、メーカーの手順に従うことが前提です。
味が染み込まないときは、冷ます工程を見直す
角煮の味が薄いと感じるときは、調味料を増やす前に、煮汁の濃さと肉を休ませる時間を見直してください。加圧後に煮汁を煮詰め、肉を煮汁に浸した状態で冷ますと、表面まで味がなじみやすくなります。
時間に余裕があれば、粗熱を取って冷蔵庫で一晩置き、食べる前に十分に再加熱する方法もおすすめです。冷却中に煮汁の風味が肉になじみ、翌日はよりまとまりのある味わいになります。
なお、味付け後に水分が多すぎると、肉そのものが柔らかくても味が薄く感じられます。加圧終了後、ふたを開けた状態で煮汁を煮詰める工程を省かないことがポイントです。
大根を入れるタイミングは?
豚の角煮に大根を加える場合は、肉と同じ時間だけ加圧し続けると、大根が崩れてしまうことがあります。形をきれいに残したいなら、大根は3cm程度の厚さに切り、別に下ゆでするか、肉の味付け後に加えて、ふたを開けた状態で煮る方法が扱いやすいでしょう。
大根を別に圧力調理する場合は、切り方や機種によって火の通りが変わるため、短い加圧時間から調整してください。豚肉と大根を一緒に盛り付けるなら、最後に同じ煮汁で煮含めると味をそろえやすくなります。
ゆで卵を入れるタイミングは、加圧後が基本
ゆで卵は別の鍋で好みの固さにゆで、殻をむいておきます。豚肉の加圧調理が終わった後に加え、ふたを開けたまま5〜10分ほど煮汁を絡めると、白身が硬くなりすぎるのを防ぎやすくなります。
さらに味をなじませたい場合は、卵を煮汁に浸したまま冷ましましょう。卵を最初から肉と一緒に長時間加圧する必要はありません。
よくある失敗と対処法
- 肉が硬い:肉が大きすぎないか、加圧時間が不足していないか確認する。必要に応じて、取扱説明書に従い追加加熱する。
- 肉が崩れる:肉を小さく切りすぎず、加圧後に強くかき混ぜない。仕上げの煮詰めも弱火で行う。
- 味が薄い:最後に煮汁を煮詰め、肉を煮汁に浸したまま冷ます。
- 脂っぽい:下ゆで後に余分な脂を取り除き、好みに応じてゆで汁を冷やして固まった脂を除く。
- 焦げ付く:味付け時の水分が不足していないか確認し、最低液量を守る。糖分の多い煮汁を仕上げに煮詰める際は、鍋底を確認しながら加熱する。
圧力鍋で失敗しないために最も避けたいのは、柔らかくしたいからといって、根拠なく加圧時間を大幅に延ばすことです。肉の大きさ、圧力設定、液量を確認してから調整しましょう。
【作り置きにも便利】煮汁の活用方法と冷蔵・冷凍保存の目安
豚の角煮は、肉だけでなく煮汁も活用できる料理です。しょうゆ、酒、みりん、砂糖のうま味が溶け込んでいるため、別の料理に少量加えるだけでも味に深みが出ます。
余った煮汁はご飯や野菜料理に活用
- 炊き込みご飯:煮汁を調味料の一部として使い、加える水分量を調整する。
- 大根やじゃがいもの煮物:煮汁を薄めて使い、野菜を柔らかく煮る。
- チャーハン:少量を仕上げに加え、豚肉のうま味と甘辛い風味を生かす。
- ラーメンやうどん:だしやスープに少しずつ加え、味を見ながら調整する。
- 炒め物:野菜や肉の味付けに使い、余分な水分を飛ばす。
下ゆでのゆで汁も、脂を取り除いて十分に加熱すれば、スープなどに活用できます。アサヒ軽金属工業の公式レシピでも、下ゆで後のゆで汁をスープやラーメンのだしに利用する方法が紹介されています。
ただし、煮汁は肉に触れた調理済み食品です。使い回す場合は清潔な器具を使い、常温で長時間放置せず、速やかに冷蔵または冷凍してください。再利用するときは十分に加熱しましょう。
冷蔵保存は2〜3日以内を目安にする
家庭で作った豚の角煮は、保存する場合、清潔な浅い容器に小分けして粗熱を速やかに取り、冷蔵庫に入れます。家庭での保存期間の目安は冷蔵2〜3日以内とし、できるだけ早く食べ切りましょう。これは品質と衛生面を考えた家庭向けの目安であり、すべての保存条件で安全を保証する期限ではありません。
農林水産省は、カレーや煮物などを鍋に入れたまま放置すると、冷める過程でウェルシュ菌が増殖するおそれがあるとして、浅い容器への小分けと速やかな冷蔵・冷凍保存を勧めています。角煮も鍋ごと室温で長時間冷ますのは避けてください。
冷凍保存は肉と煮汁を小分けにする
すぐに食べ切れない場合は、肉と煮汁を一食分ずつ分けて冷凍すると便利です。家庭用冷凍庫では、風味を保つための目安として2〜3週間程度で食べ切る計画にすると扱いやすくなります。冷凍期間は保存状態や冷凍庫の温度によって変わります。
ゆで卵は冷凍すると食感が変わりやすいため、冷凍する場合は肉と煮汁を中心に小分けするのがおすすめです。食べる際は冷蔵庫内などで適切に解凍し、鍋で全体をよく温め直してください。においや見た目に異常がある場合は食べないようにしましょう。

【豚の角煮レシピ圧力鍋】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:豚の角煮は圧力鍋で何分加圧すれば柔らかくなりますか?
A1:一般的な圧力鍋では、下ゆで15〜20分、味付け後8〜10分が基本の目安です。肉の大きさや鍋の圧力設定によって異なるため、使用機種の公式レシピと取扱説明書を優先してください。
Q2:下ゆでを省略しても、おいしい豚の角煮は作れますか?
A2:作れます。東芝ライフスタイルの電気圧力鍋レシピのように、豚肉を焼いてから調味料と一緒に加圧する方法もあります。手間を減らせる一方、下ゆでを行う方法と比べて、脂の抜け方や仕上がりの風味は変わります。
Q3:豚の角煮の味を一晩で染み込ませるにはどうすればよいですか?
A3:加圧後に煮汁を煮詰め、肉を煮汁に浸したまま冷まします。その後、浅い容器に小分けして速やかに冷蔵し、翌日に十分に再加熱すると、味がなじんだ角煮を楽しめます。
まとめ:加圧時間と仕上げを押さえれば、豚の角煮はもっと作りやすい
圧力鍋で作る豚の角煮は、豚バラブロックの選び方、下ゆで、加圧時間、最後の煮詰め方を押さえることが成功のポイントです。まずは肉600gを使い、下ゆで15〜20分、味付け後8〜10分を目安に調理してみましょう。
肉を柔らかくすることだけに注目せず、適切な液量を守ること、圧力が自然に下がるまで待つこと、煮汁を煮詰めてから冷ますことも大切です。大根やゆで卵は加えるタイミングを工夫し、肉の食感と具材の形を両立させましょう。
圧力鍋は短時間で肉を柔らかくするのが得意な一方、味の濃さや照りは仕上げの工程で調整する必要があります。初めて作る場合は、メーカーの公式レシピを基準にして、次回から甘さやしょうゆの量を好みに合わせて変えると、自分の家庭に合った豚の角煮に近づけられます。
作り置きする場合は、鍋のまま放置せず、速やかに小分けして冷蔵・冷凍保存することも忘れないでください。加圧時間だけでなく、味付け、冷却、保存までを一連の工程として考えることが、柔らかくておいしい豚の角煮を安定して作るコツです。 (出典: 豚 の 角 煮 レシピ 圧力 鍋(Yahoo!ニュース))